1月は帰国したてで授業もバイトもなかったから割とのびのび過ごせて、面白い本にたくさん出会えた。数年前は活字が本当に読めなかったから、本を読んで面白いって思えるのが嬉しい。
本
- オオヤミノル『珈琲の建設』
- オオヤミノル『喫茶店のディスクール』
めっちゃ尖ってる焙煎人オオヤミノルさんのエッセイ。前情報なしで薦められて読んだけど文章が本当におもしろくて一気読みしてしまった。
西加奈子先生の作品に出てくるキャラクターはみんなどこかしらに欠陥があって、物語もきれいには終わらない。でもなんでか、読んだ後は「人生は良くなっていくんだ」って思える。
自分は大真面目にやってるつもりなのに他人からはヤバい奴として扱われて心配される主人公が他人事とは思えず苦しかった。これは西加奈子作品とは反対に、頭おかしいのってどうしようもないんだなって思ってちょっと絶望した。
- 高松美咲『スキップとローファー』
『フラワーオブライフ』を思わせる青春マンガ。心が浄化された。
- よしながふみ『環と周』
よしながふみ先生、人の細かい心の動きを描くのがうますぎる。本当にマンガ描いてくれてありがとうございます。シロさんのスピーチに涙。
- 魚豊『チ。―地球の運動について― 』
自分の人生を犠牲にしてまで真理を求める人間たちのロマンを感じた。胸熱でした。
映画
- バグダッド・カフェ
ちょっと私にはゆったりすぎた。
マジでマジでマジでカッコよかった。全シーンカッコよかった。テンポと絵面に全振りした映画、大好き!
- 鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎
一人で観て泣いた。鬼太郎のお父さんカッコよすぎる。人間は醜くて、それでも前を向いて生きていくしかないっていうのはきっと水木先生が一番伝えたかったことなんだろうなと思った。原作にはないエピソードだから今回新しく作られたんだろうけど、製作チームの丁寧な仕事を節々に感じた。
その他
龍が如く8 第一章
春日一番がいい奴なのは分かったけど、私はやっぱり桐生さんが恋しいです。序盤でコムドットのやまとみたいなYouTuberが出てきたと思ったらすぐ倒されてておもろかった。
振り返ってみたら全部良かったな。2月も折り返しだけど忙しくて積読が増える一方なのでどっかで時間作りたい。