日記(2022年7月20日)

14時ごろ家を出て、木屋町のグッドモーニングレコードバーというお店に行った。今日はりんご音楽祭のウォームアップパーティーで、私が着いたころにはシュウタネギさんが弾き語りをしていた。その次は浪漫革命のじろーちゃんで、一人で来た私はソワソワしながら後ろの方で座って聴いた。家族のために作ったという1曲目は知らなかったけどすごくよかった。明るい曲で、みんな楽しそうに聴いていたけど私はなぜか泣いてしまった。

 

弾き語りの会場は店の2階にあるとっても狭いスペースで、サウナみたいになっていた。なんとなくアルコールと熱気にあてられてぼんやりしていたら、階段を上がってきたヤマトパンクスが私の目の前を通って前に出ていった。学生街全能幻想と二条駅が特によかった。学生街全能幻想は、ちょっとだけ自分のiPhoneで動画を撮っていたので何度か見返したけど、「この街にはもう誰もいない」の転調するところがアコギだと余計エモーショナルでよかった。しかもちょうどヤマトパンクスに窓の光が差していて、やたらきれいな映像だった。

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二条駅は、PKの曲ではあまりちゃんと歌詞を見ていなかったけど、改めて弾き語りで聴くと歌詞がいいなあと思った。「暖房の近くに服を吊るして眠り3時ごろふと目が覚めた」ってフレーズは絶妙にリアルだし、その後に続く「分度器のような青い月が朝までの角度を測る」でスケールが急にワンルームから宇宙まで広がるというか、うまいなぁ〜。

私は今まで、あるバンドの曲を全部ちゃんと聴いた上で全部良いと感じるみたいな体験をしたことがあんまりなくて、PK shampooは初めてちゃんと全曲を聴きこんだバンドかもしれない。曲数少ないのもあるけど。

ライブ後、PKの追っかけをしているらしいギャルが声をかけてくれた。初めて自分のお金で行ったライブが浪漫革命とPK shampooのツーマンで…という話をしていたら、「え!サインしてもらいなよ!」と言われた。ワタワタしているとギャルはいつのまにか近くの女子高生からペンを強奪し、ヤマちゃん!この子の服にサインして!と言い、無理矢理ヤマトパンクスに私の服にサインをさせ、そして店の奥に消えていった。

 

まだ残っている人もいたけど私は次の日高松まで挫人間のライブを見に行く予定があったので、木屋町を後にして京都駅に向かい、若干酔っ払ったまま高松行きの高速バスに乗った(緊張でめちゃくちゃ飲んでしまった)。見る限り乗客が私しかいなかった。どうやら私だけのために京都から高松までバスを走らせてしまったらしい。

高松は想像の1000倍栄えていた。キャバクラとガールズバーとホストクラブがあってびっくりした。京都は建物が低くて無料案内所がないので、大体どこの地方都市に行っても風俗街を見ては京都より都会だなーと思う。23時ごろカプセルホテルにチェックインして、近くのうどん屋さんでカレーうどんを食べた。おいしかった気がする(眠いので適当になってきた。ねる